今回は、武蔵工業大学教授 山岸道子先生です。
**************************************
「こんなに一生懸命に育てているのに、なぜ言うことをきかないの!」 とつい怒ってしまっ
た時・・・・その結果、 お子さんの様子はよくなりますか?よく言うことを聞いてくれるようにな
りますか? 叱れば、怒れば、その時は怖いので、そしていやなので、一応言うことは聞きま
すが、しっかりと心から理解したり、納得したり、「そうしよう」と思ってはいないので、2~3日、
経つとまた同じことになってしまうのです。
親の方は 2 度目、3 度目、4 度目になるとますます怒りが倍増していきます。そしてその分、 子どもの方も「お母さんの言う通りにしよう」という気持ちが薄れます。
これは親子に限らずどの関係でも同じではないでしょうか。
そんな親を子どもはどのようにみているのでしょう。
「あのね」という子どものつぶやきから見てみたいと思います
1)「おかあさんて、すごいね。全然風邪ひかないもんね。いつも怒ってばかりだから、
バイ菌が口からでてしまうのかなあ」
2)「わたし、早くお母さんになりたい」 母「どうして?」「お母さんになって怒りたい」
でも子どもたちは、こんなにお母さんが大好きです。
3)「食べ物の中ではママのお弁当が一番好き。食べているとね、やわらかい気持ちに
なるんだよ」
子どもがいうことをきく、きかないはそれまでの育て方の結果です
(1) 愛着形成がしっかりできてお母さんを信頼していること
(2) お母さんが大好きで、お母さんを喜ばせたい と思えること
(3) 今、情緒が安定していること
のように育ててあれば、言うことは聞いてくれるはずですが・・・。言うことをきかない時、この 3 点を 振り返りましょう。叱ったり、怒ったりすることが必要なのではなく、抱っこしたり、甘えさせてあげ たり、が大事なのです。それが足りないのです。そうしているうちに、いつの間にか「最近、とって も いい子ね・・」 と思える状態になります。
引用 1)あのね(子どものつぶやき) 朝日新聞社 p178
2)同上p17
3)同上p78
親の方は 2 度目、3 度目、4 度目になるとますます怒りが倍増していきます。そしてその分、 子どもの方も「お母さんの言う通りにしよう」という気持ちが薄れます。
これは親子に限らずどの関係でも同じではないでしょうか。
そんな親を子どもはどのようにみているのでしょう。
「あのね」という子どものつぶやきから見てみたいと思います
1)「おかあさんて、すごいね。全然風邪ひかないもんね。いつも怒ってばかりだから、
バイ菌が口からでてしまうのかなあ」
2)「わたし、早くお母さんになりたい」 母「どうして?」「お母さんになって怒りたい」
でも子どもたちは、こんなにお母さんが大好きです。
3)「食べ物の中ではママのお弁当が一番好き。食べているとね、やわらかい気持ちに
なるんだよ」
子どもがいうことをきく、きかないはそれまでの育て方の結果です
(1) 愛着形成がしっかりできてお母さんを信頼していること
(2) お母さんが大好きで、お母さんを喜ばせたい と思えること
(3) 今、情緒が安定していること
のように育ててあれば、言うことは聞いてくれるはずですが・・・。言うことをきかない時、この 3 点を 振り返りましょう。叱ったり、怒ったりすることが必要なのではなく、抱っこしたり、甘えさせてあげ たり、が大事なのです。それが足りないのです。そうしているうちに、いつの間にか「最近、とって も いい子ね・・」 と思える状態になります。
引用 1)あのね(子どものつぶやき) 朝日新聞社 p178
2)同上p17
3)同上p78
武蔵工業大学教授 山岸 道子