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2009年4月1日水曜日

「子ども達も、イライラ!?」

皆様の育児の参考にしていただけたらと、 『育児のヒント』を記載しています。
今回は、 あゆのこ保育園 町田和子園長です。


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 春ですね。暖かくなって外へ出るのも楽しみになりましたね。でも、実際にお子さん が小さいときは、外へお散歩に出るのも一苦労。靴を履くときには「自分で~!」と言っ てやりたがるのに、上手く履けないと駄々をこねてしまう、などという場面はありませ んか。口で言い聞かせてもなかなか聞いてくれないし、外出先だったりすると周囲の人 の目も気になるしと、せっかくのお出かけも何となく気が重くなりますね。お母さんの イライラも募り、ぐったりと疲れてしまわれる様子もよく分かります。同じような経験 をなさっている方も多いのではないでしょうか。
 例えば、次のような会話はありませんか。そして、そのときの子ども達の気持ちって どんなでしょう。ちょっと一緒に考えてみませんか。

子:「自分で~!」 親:「急いでいるんだから、早くしてちょうだい」

  (子どもの気持ち)自分でできるような気がするから、やってみたいの。
  できるかどうかわからないけど、もうちょっとだけみててね。
子:「この靴じゃない!」 親:「これがいいって言ったの○○ちゃんでしょ!」
   (子どもの気持ち)できると思ったけど、やっぱり難しい。
  もう少し簡単に履ける靴だったら良かったのに。なんだかプライドが
  傷ついちゃったな。悲しい気持ちになっ てきた。この気持ち、
  どこにぶつけたらいいの?
親:「じゃあ、どれがいいの?」 子:「どれもイヤ~!」 
親:「わがまま言わないの!」
(子どもの気持ち)ママは「どうしたいの?」って聞くけど、自分でも自分の気持ちがよく分からなくなってきちゃった。言葉で上手く伝えられないし、疲れてきちゃって、 頭の中もグチャグチャになってきたよ。


 もちろん、上に示した「子どもの気持ち」は一つの例です。子ども達はいろいろなこと に挑戦したくて、でも上手くできないし、ましてやそのもやもやした気持ちをどう処理して よいか分からずに、大人と同じように「イライラ」を感じているように思います。手先や 指先が器用になるなど体の様々な機能も発達し、徐々に言葉で自分の気持ちを表現できる ようになってくると、子ども達もだんだんと落ち着いてきます。それまでのしばらくの間 です。どうぞお母さん達も覚悟を決めて、お子さんの内面の気持ちを受け止めながら、お子 さんのペースに付き合ってあげていただければと思います。「○○がいやだったのね」「○○ したかったんだね」と、気持ちにピタッとくる言葉がかけられると、お子さんの表情はすっ と変わります。疲れたときには「ほっと れもんてぃ」に遊びにいらしてください。 



あゆのこ保育園 園長 町田和子