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2009年10月1日木曜日

『おこだでませんように』


作:くすのきしげのり 絵:石井聖岳
(ポプラ社2008年) 



 七夕の短冊に「ぼく」は精一杯の願いをこめて、習った ばかりの文字でお願いを書きます。「おこだでませんよう に」...。学校でも家でも怒られてばかりの「ぼく」、本当は 一つ一つの行動に理由があるのですが・・・。この絵本の 「ぼく」のように、いつも怒られてばかりいる子というのは、 「自分は何をやっても怒られる」「自分はダメな子だ」と 自分を心のどこかで否定してしまいます。
 子育ては 24 時間 365 日、大変なこともたくさんあります。 子どもが言うことを聞いてくれない時、思うような育児が できない時、ついつい怒ってしまうこともあると思います。 ですが、子どもの「困った」行動の裏側には必ず何かの 理由があり、また本当は誉められたい、認められたいと いう気持ちで一杯です。最近ちょっと怒ってばかりだな、 と思う時には何か一つだけでも子どものことを誉めてみて あげて下さい。怒ったり叱ったりして何かを伝えようとする よりも、たった一つ何かを誉めることの方が、ずっと子ども の心の奥までメッセージが届くものです。ぜひ子どもの 本音に気付き、その中に隠されたメッセージを受け取って あげて頂きたいのです。そんな子どもの本音に気付かされ る素敵な絵本です。 


ほっと れもんてぃ保育士 齋藤麻美