作:小出正吾 絵:山本忠敬
(福音館書店1965年)
(福音館書店1965年)
道路を直す車『ローラー』は重い車をころがして、いつもゆ
っくり、ゆっくり。トラックや立派な車に「どいたり どいたり」と
言われては、次々に追い越されていきます。お話が進んで
いくと、今度は追い越して行ったトラック達がでこぼこ道で
パンクして立ち往生。そんなトラック達にローラーは相手を
気遣う言葉を伝え、でこぼこ道を平らな道に直しながらまた
ゆっくり、ゆっくりと進んでいくのです。
そんなローラーを見ていると、ゆっくりでも着実に進んでいく
ことの大切さや、ひとりひとり違うからこその良さがあるのだと
いうことにハッと気付かされます。
子育てをしていると、“うちの子は のんびり屋さんで...”と心 配になったり、“周りのお母さんは上手にこなしているのに、 どうして私はうまく出来ないのかしら...”と考えてしまったり することってありますよね。
親も子もありのまま、そのままの姿の中にある自分らしさが 素敵なのです!穏やかなローラーの雰囲気や言葉は、読 む人の心をほっとさせてくれます。心の中に温かさがじわっと広がってくる、そんな素敵な絵本です。
子育てをしていると、“うちの子は のんびり屋さんで...”と心 配になったり、“周りのお母さんは上手にこなしているのに、 どうして私はうまく出来ないのかしら...”と考えてしまったり することってありますよね。
親も子もありのまま、そのままの姿の中にある自分らしさが 素敵なのです!穏やかなローラーの雰囲気や言葉は、読 む人の心をほっとさせてくれます。心の中に温かさがじわっと広がってくる、そんな素敵な絵本です。
ほっと れもんてぃ 保育士 小島 真由美