作/デビ・グリオリ 訳/山口 文生
(評論社 2003 年)
(評論社 2003 年)
フローラは小さなうさぎの子どもです。フローラのお気に入り
は毛布の“もうちゃん”。
ある晩、フローラは眠れません。だって、「もうちゃん、ないん だもん」と、フローラ。お兄ちゃんとお姉ちゃんが、自分の毛布 を貸してくれようとしますが、「いや、もうちゃんが いい」と眠い 目をこすりながら答えます。そこで、家族みんなで、もうちゃん の大捜索!でもなかなか見つかりません。そのうちに、眠くなっ てしまったフローラはパパの腕の中ですやすやと眠ってしまい ますが...。
眠るときにフローラのように、毛布やぬいぐるみなどのお気に 入りアイテムがある、というお子さんは結構いらっしゃるのでは ないでしょうか。それぞれこだわりがあり、洗濯すると「違う!」と 言って怒ってしまうなんてお話を聞くこともあります。大人から 見ると、どうしてそんなにこだわるのかしら...?と不思議に感じ ることもあるかもしれません。でも、その子にとっては、安心でき る、特別なものなのですよね。
“もうちゃんじゃないと...”というフローラに、しかたなく家中を 探し始める家族ですが、そこにはフローラへの愛情がいっぱい 感じられます。自分の大切なものを周りの人も理解してくれ、同 じように大事にしてもらえると、嬉しいものですよね。そんなフロ ーラの心の動きも伝わってくるようです。
親子共に共感出来る心温まる絵本です。おやすみの前のひ と時に読んであげたい一冊です。
ある晩、フローラは眠れません。だって、「もうちゃん、ないん だもん」と、フローラ。お兄ちゃんとお姉ちゃんが、自分の毛布 を貸してくれようとしますが、「いや、もうちゃんが いい」と眠い 目をこすりながら答えます。そこで、家族みんなで、もうちゃん の大捜索!でもなかなか見つかりません。そのうちに、眠くなっ てしまったフローラはパパの腕の中ですやすやと眠ってしまい ますが...。
眠るときにフローラのように、毛布やぬいぐるみなどのお気に 入りアイテムがある、というお子さんは結構いらっしゃるのでは ないでしょうか。それぞれこだわりがあり、洗濯すると「違う!」と 言って怒ってしまうなんてお話を聞くこともあります。大人から 見ると、どうしてそんなにこだわるのかしら...?と不思議に感じ ることもあるかもしれません。でも、その子にとっては、安心でき る、特別なものなのですよね。
“もうちゃんじゃないと...”というフローラに、しかたなく家中を 探し始める家族ですが、そこにはフローラへの愛情がいっぱい 感じられます。自分の大切なものを周りの人も理解してくれ、同 じように大事にしてもらえると、嬉しいものですよね。そんなフロ ーラの心の動きも伝わってくるようです。
親子共に共感出来る心温まる絵本です。おやすみの前のひ と時に読んであげたい一冊です。
保育士 小島真由美